中庭のある家

住宅密集地では、LDKから見える景色は隣家の壁ということも多いのですが、中庭をつくり、それを囲んで、LDKを設けたら、明るく、開放的で、オシャレな雰囲気になります。まるで、どこかのおしゃれなカフェのようです。その中庭に、シンボルツリーを植え、小さな自然を楽しんだり、明るい日差しを取り込んだりします。しかし、問題は風通しです。

私の友人が住まいを新築したのは、住宅密集地にある北側だけが道路に接している土地でした。そこで、南側に中庭を作り、それを囲んで、コの字型の住まいを作りました。南側は隣家に接しているため、フェンスを設けましたから、プライバシーが守られています。
そこに、シンボルツリーにヤマボウシを植え、季節の花をいくつか地植えしました。この中庭を囲んで、LDKを設けました。リビングやダイニングの掃き出し窓からは、中庭が見え、太陽の日差しも入ってきます。これで、北向きの土地なのに、明るく、素敵な空間が広がりました。

しかし、問題は、住まいの形です。コの字の形のため、比較的、風通しが悪く、湿気がこもり、夏はかなり蒸し暑くなります。中庭を設けると、木漏れ日がふりそそぎ、この葉を揺らす静かな風が住まいの中を吹き抜けていくような印象を持ちますが、そうとは限りません。そのためには、中庭の広さも確保しなければなりません。もともと、敷地が狭いのですから、ある程度広さのある中庭を確保することができません。中庭に面した掃き出し窓を開けておくことで、涼しい風が吹き抜けていけば、暑さが厳しい時期は効果がありますが、蒸し暑い風だったら、効果はありません。周囲の環境や風の向きなどをよく調べて、専門家に相談した上で、中庭を採用するか、考えていけば、良かったと思いました。南側から入る日差しで、夏はかなり室温が上がります。こちらの対策もすればよかったと思っています。

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This entry was posted on 水曜日, 7月 23rd, 2014 at 10:16 AM and is filed under 住まいの話. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.