自然環境をとともに暮らす家

熊本の広大な森林公園に面した高台の土地に、ひっそりと建っている住宅があります。

その家にとってはこの公園の緑は庭そのもので、絶景の展望台のようでもあり、借景というよりはボーダーレスのロケーションを満喫できる何とも羨ましい家です。

建築家のご主人が自らこの土地に家を建てることを希望して、自らが奥様と一緒に一から設計された、理想をもれなく詰め込んだ住宅のようでした。

山間に建てるということで、基本性能は地震の影響を考えて耐震構造とし、光熱費などのランニングコストがかさまないような節約型の家づくりとなっていました。

ベランダ部の大きな開口口にはペアガラスを用い、自然の光と空気のおかげで冬も冷え込む朝晩に床暖房のスイッチを入れる程度で過ごせるほど。夏は森林公園内の池で冷やされた風が通るためエアコンもいらないそうです。

床下には調湿炭を敷き、柿渋などの自然の素材を多用して安全で快適な家が出来上がっていました。

「森林公園の御蔭で自然を近くに感じることができるのだから、眺望を生かしつつそこに違和感のない家を作りたかったし、この自然の雰囲気に馴染みながらゆったりと生活できる家にしたかった」という理想がそのままかなえられた家です。

奥様の趣味であるお茶をたてる茶室まで備わっていて、襖の腰張りに家の設計図が張られていたり、手製の照明が置かれていたりと細部にわたり自分たちで家を楽しみながら作るということに徹底されていました。

公園に面したベランダの開口部を大きくとってベランダを設けていることで、早朝から夕暮れにかけて一切照明も必要なく明るい日の光のなかにいるようです。

一日中公園の中にいてそこで生活をしているような錯覚さえ覚える、何とも贅沢な雰囲気を味わえる家です。

やはり自然を身近に感じながら日常生活を送れる家は、誰もが思い描く理想ですよね。

Comments are closed.

This entry was posted on 土曜日, 4月 7th, 2012 at 6:44 PM and is filed under 未分類. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Both comments and pings are currently closed.